当園は「社会福祉法人 広島愛育会」の運営する施設です

エピソードブログ

救命救急講習会

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6月6日・7日の2日間に分けて、職員全員を対象に救命救急講習会を行いました。

今年度は、3年ぶりに広島市救命教育センターの方に来園していただき、現在の救命についての講義や応急処置の実技を指導していただきました。

職員一同、事前にWEB講習を受けており、様々な教育センターの方の質問に答えていました。

現在、119番通報してから救急車が現場に到着するまでの平均時間は9分だそうです。

コロナ禍前は、平均7分くらいだったはずなのですが…だいぶ時間が伸びました。

平均時間が伸びた原因は通報が以前より倍に増えたことだそうです。また、軽症~中等症の方の搬送が約9割を占めているそうです。

119番するか否かの判断は難しいですが、本当に救急搬送が必要な方を救うためには、軽症での119番通報を行わないことが必要だと学びました。

次に、胸骨圧迫の方法について再確認。

順番に職員全員が胸骨圧迫の訓練を行いました。

胸骨圧迫は、かなりの力が必要なので、みんな必死です。こどもを見立てて、片手での胸骨圧迫の訓練も行いました。

次は乳児の胸骨圧迫です。成人・こどもとは方法が違うのでドキドキしながら行っています。

当園には、乳児がたくさんいます。乳児の胸骨圧迫の方法も職員全員がしっかり学びました。

続いてはAEDの使い方をデモ機を使って実際に行いました。また、当園に設置してあるAEDの使い方の説明も丁寧に教わりました。

AEDは様々なところに設置してありますが、どこにあるかを知らなければせっかくのAEDが役に立ちません。

因みに、当園のAEDは病後児室に設置してあります。また、隣の八幡東公民館にも設置してありますので、覚えておくといいですね。

最後に、傷病者を発見してから救急車が到着するまでの流れを行いました。

「大丈夫ですか?大丈夫ですか?」

「誰か来てください!」「あなた、119番できますか?」「あなた、AEDがどこにあるか知っていますか?」

各グループから、必死に訓練する大声が聞こえてきていました。

 

今回は胸骨圧迫の訓練と共に、窒息時の対応についてもしっかり教えていただきました。

最近、窒息事故のニュースをよく耳にするようになり、職員は気が気ではありません。

気管の太さは、自分の手の小指の太さです。大人でも細い気管、こどもはもっと細いことがわかります。

 

こどもの心停止の原因は不慮の事故です。例に挙げると、睡眠中・食事中・水遊び中・転落や転倒などの事故。

このような事故がないように予防していくことは大切ですが、こどもは予想だにしない行動を時にとったりします。

もし何かがあったときに、すぐに対応できるような職員になるために、これからも救命訓練を続けていこうと思います。

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